
うつ病はストレスが高くかかったときに発症する心の病気だと言われています。しかし、実際には脳の変調が関係しているとも言われているのです。そのため、脳の状態を詳しく調べることで、その状態を判別し、それを治療に役立てることが出来ます。今までは医師の主観によって診断されてきたうつ病の分野において革命をもたらす品川メンタルクリニックも使用してる最先端の医療技術に迫ってみましょう。
■客観的にうつ病を診断する医療技術
医師の問診によってうつ病は診断されてきました。しかし、人間に主観によって判断できるほどうつ病は曖昧な病気ではありません。近年の研究の結果、うつ病は脳の病気でもあるということが判明しました。そのため、うつ病も数値によって判別することができるようになったのです。そのため、うつ病かそうでないかという明確な基準を作り出すことに成功しています。
安全な近赤外光を使うことによって頭部の血流を計測。そこからどのような状態なのかを判別するのが品川メンタルクリニックで利用している光トポグラフィー検査です。うつ病や双極性障害、統合失調症や健常というパターンをそれぞれ判断します。この検査方法は脳の状態を数値で表すことが出来る唯一の検査方法であり、厚生労働省が認可した検査方法でもあるため信頼性があります。
■光トポグラフィー検査の原理について
近赤外光は、血液の中のヘモグロビン以外に大きな吸収体を持たないという特徴を持っています。そのような特徴を生かして近赤外線分光法を利用した検査が光トポグラフィー検査です。この光トポグラフィー検査は「光トポグラフィー装置」を利用することによって計測が出来ます。大脳皮質の脳活動によって血中ヘモグロビンが変化することを計測します。
この光トポグラフィー技術は血液量の変化のパターンを測定します。近赤外光も体に害のない微弱なものを使っているので安心です。パターンはグラフ化されているため、専門知識を持たない一般人でも分かりやすくみることが出来ます。このことによって、医師だけではなく、患者や第三者でも病気の具合が判別出来るので、理解を深めるためにも有効に使うことが出来ます。
■分かりやすい基準で理解を深める
品川メンタルクリニックが利用している光トポグラフィー検査は、従来、医師の診断でした判別できなかった人間の精神状態を数値化、グラフ化することによって、明確な基準を作ることに成功した検査方法です。こちらは厚生労働省が認可した検査方法でもあります。これを使うことによって、自分がどのような精神状態なのかを理解することが容易になるのです。
また、この光トポグラフィー検査の原理についてですが、これは近赤外光がヘモグロビン以外に大きな吸収体を持っていないことを利用しています。大脳新皮質が活動した時の血中ヘモグロビン濃度を計測し、そのパターンを認識することによって、誰でもわかりやすい形で患者の精神状態を判別することが可能となるのです。